甲状腺ホルモンと新陳代謝の深い関係
- 2024年11月10日
- 読了時間: 5分
「痩せにくい」「疲れが抜けない」は、身体からのサインかもしれません
「最近、疲れやすい」
「昔より太りやすくなった」
「食事に気をつけているのに、なかなか身体が変わらない」
こうした悩みを抱えている方は非常に多くいらっしゃいます。
その背景にあるものとして、“新陳代謝の低下”という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。
しかし、そもそも新陳代謝とは何なのか。
そして、なぜ代謝が低下してしまうのか。
実はその鍵を握っているのが、首にある小さな器官――「甲状腺」です。
今回のコラムでは、身体のエネルギー循環を支える甲状腺ホルモンと、神経の働き、
そしてカイロプラクティックとの関係について、できるだけ分かりやすくお伝えしていきます。
新陳代謝とは「身体を作り替える力」
私たちの身体は、一見変わっていないように見えても、常に内部で細胞の入れ替えを行っています。
古くなった細胞を壊し、新しい細胞を作り、必要な栄養を取り込み、不要なものを排出する。
この一連の流れが「新陳代謝」です。
つまり代謝とは、単に“痩せる・太る”の話ではありません。
疲労回復
体温維持
筋肉や骨の修復
肌のターンオーバー
内臓機能の維持
脳や神経の活動
こうした“生きるための活動そのもの”に関わっています。
例えるなら、身体は24時間止まることなく稼働している巨大な工場のようなものです。
その工場のエネルギー調整を行っている重要な存在こそが、「甲状腺ホルモン」なのです。
甲状腺とはどんな器官なのか?
甲状腺は、喉ぼとけの少し下にある小さな臓器です。
蝶が羽を広げたような形をしており、気管を包み込むように存在しています。
普段はあまり意識されませんが、この小さな器官が、身体全体の代謝を大きく左右しています。
甲状腺から分泌される代表的なホルモンは、
サイロキシン(T4)
トリヨードサイロニン(T3)
の2種類です。
これらはヨウ素を材料に作られ、血液を通して全身へ運ばれます。
そして細胞に対して、
「もっとエネルギーを使いなさい」「細胞を活性化しなさい」
という指令を出しているのです。
代謝が落ちると、身体では何が起きるのか?
甲状腺ホルモンの働きが低下すると、身体は“省エネモード”に入ります。
すると、
疲れやすい
むくみやすい
冷えやすい
体重が増えやすい
集中力が低下する
気分が落ち込みやすい
といった状態が起こりやすくなります。
逆にホルモンが過剰になると、
動悸
発汗
イライラ
不眠
急激な体重減少
などが現れることもあります。
つまり、甲状腺ホルモンは「多すぎても少なすぎてもダメ」なのです。
ここが非常に重要です。
なぜホルモンバランスは乱れるのか?
ここで多くの方が、
「では、サプリを飲めばいいの?」「食事を変えれば解決するの?」
と思われるかもしれません。
もちろん、栄養や運動は非常に大切です。
しかし、実際にはそれだけでは説明できないケースも多くあります。
なぜなら、ホルモン分泌をコントロールしている“司令塔”は脳だからです。
そして脳と甲状腺をつないでいるのが、“神経”です。
脳と甲状腺をつなぐ「神経の流れ」
脳は、身体全体の状態を常に監視しています。
今、エネルギーは足りているか
身体は冷えていないか
ストレスは強くないか
回復は間に合っているか
これらの情報を神経を通して受け取り、必要に応じてホルモン分泌を調整しています。
つまり、神経の情報伝達が乱れると、脳は身体の状態を正確に把握できなくなる可能性があるのです。
これは例えるなら、
「本社(脳)」と「工場(甲状腺)」をつなぐ通信回線にノイズが入っている状態に近いかもしれません。
どれだけ優秀な工場でも、指令がうまく届かなければ、本来の能力は発揮できません。
カイロプラクティックが重視しているもの
カイロプラクティックでは、単に筋肉や骨格だけを見るわけではありません。
「脳と身体の情報伝達が正常に行われているか」
という視点を非常に大切にしています。
背骨は、脳から出た神経を守る“プロテクター”です。
しかし、その背骨に問題が起こると、神経機能に負担がかかることがあります。
すると、
自律神経のバランス
内臓機能
ホルモン調整
回復反応
などにも影響が及ぶ可能性があります。
カイロプラクティックでは、この神経機能の乱れに着目し、
身体が本来持っている働きを最大限発揮できる状態を目指していきます。
「外から足す」だけでは限界がある
現代は、
サプリメント
栄養療法
ダイエット法
温活
運動法
など、多くの健康法があります。
どれも素晴らしいものです。
ですが、身体そのものが受け取れる状態でなければ、十分に活かしきれないこともあります。
たとえば、
どれだけ良い栄養を摂っても、身体が“受け取れる状態”でなければ、うまく利用できません。
だからこそ大切なのは、
「何を取り入れるか」だけではなく、「身体がそれを活かせる状態かどうか」
なのです。
本来の身体は、もっと賢い
私たちの身体は、本来とても精密にできています。
必要があれば代謝を上げ、休息が必要なら抑え、常にバランスを取ろうとしています。
つまり健康とは、“何かを無理やり足して作るもの”ではなく、
身体が本来の機能を発揮できる状態に近づくことなのかもしれません。
カイロプラクティックは、そのために「神経の働き」を大切にしています。
まとめ|代謝を考えるなら、“神経”にも目を向ける
新陳代謝は、単なるダイエットの話ではありません。
細胞の修復
老廃物の排出
体温調整
疲労回復
内臓機能
ホルモン調整
など、生きていくうえで欠かせない働きです。
そして、その中心にある甲状腺ホルモンは、脳と神経による繊細なコントロールのもとで働いています。
だからこそ、
「食事」「運動」「睡眠」
だけでなく、
“神経が正常に働ける状態かどうか”
という視点も非常に大切です。
湘南ペンギン整骨院では、身体を単なる“痛みの集合”としてではなく、
脳・神経・身体が連動する一つのシステムとして考えています。
もし、
疲れが抜けない
冷えやすい
代謝が落ちた気がする
身体が回復しづらい
と感じている方は、身体からのサインかもしれません。
まずは、ご自身の身体の状態を知ることから始めてみてください。










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