

うつ病は「心だけ」の問題?
ホルモン・神経・身体から考えるもう一つの視点 「最近、なんとなく気分が落ち込む」 「何をしても楽しいと思えない」 「しっかり寝ているはずなのに、朝から身体が重い」 「以前なら平気だったことが、なぜか今はすごくつらい」 そんな状態が続いたとき、 「自分の気持ちの問題なのかな」 「もっと前向きに考えなきゃ」 「自分が弱くなったのかな」 と思ってしまう方がいます。 でも、一度ここで立ち止まって考えてみてください。 本当にこれは、「心だけ」の問題なのでしょうか? 私たちの感情や意欲は、心だけで生まれているわけではありません。 脳、神経、睡眠、身体の痛み、疲労、ホルモン、生活環境、人間関係、仕事上のストレス……。 さまざまなものが互いに影響しながら、今の自分の状態を作っています。 実際、うつ病では気分の落ち込みや興味・喜びの喪失だけでなく、眠れない、食欲がない、疲れやすいといった身体症状が現れることがあります。 国立精神・神経医療研究センターも、精神的ストレスだけでなく身体的ストレスなどを背景として、脳の働きに変化が生じる状態としてうつ病を説明しています。
朝だけ腰が痛い本当の理由|寝ているのに悪化するのはなぜ?
「朝起きる瞬間が一番つらい」 「ベッドから起き上がる時に腰が伸びない」 「動き始めると楽になるのに、翌朝また痛い」 もしあなたがこのような状態を繰り返しているなら、一つ知っておいてほしいことがあります。 それは、 “朝の腰痛は朝に起きた問題ではない” ということです。 多くの方は、 「寝方が悪いのかな?」「マットレスが合わないのかな?」「年齢のせいかな?」 と考えます。 しかし実際に当院へ来院される方のお話を伺うと、必ずしもそれだけでは説明できないケースが数多くあります。 なぜなら、同じ寝具を使っていても腰痛になる人とならない人がいるからです。 では、その違いは何なのでしょうか。 今回は、毎朝繰り返される腰痛の本当の仕組みについて、身体の構造と神経機能の視点からお話しします。 なぜ人は「朝の腰痛」に不安を感じるのか まず心理学的な視点から考えてみましょう。 人は原因が分からないものに強い不安を感じます。 例えば、 昼間は普通に過ごせる 仕事もできる 歩くこともできる それなのに、 朝だけ腰が痛い。 すると脳は、 「何か悪い病気なのでは?」「椎間板
腰椎椎間板ヘルニアの本当の原因?
本当の原因は「椎間板」ではなく“骨盤”にあった 「もう一生この腰痛と付き合うしかないのでしょうか…」 腰椎椎間板ヘルニアと診断された方から、私たちはこのような相談を受けることがあります。 ・腰が痛い ・お尻から足にかけてしびれる ・長時間座れない ・朝起きるのがつらい ・病院では手術を勧められた もしあなたが今、このような状態で悩んでいるなら、まず知っていただきたいことがあります。 それは、 「ヘルニア=痛みの原因」とは限らない ということです。 MRIでヘルニアがあっても痛くない人がいる 実は近年の研究では、MRIでヘルニアが見つかっても全く症状がない人が数多く存在することが分かっています。 逆に、小さなヘルニアしかないのに強い痛みやしびれを感じる人もいます。 もし本当にヘルニアだけが原因なら、 ヘルニアが大きい人ほど痛くなり、 小さい人ほど軽症になるはずです。 しかし現実はそうではありません。 では、本当の問題はどこにあるのでしょうか? なぜ椎間板は飛び出してしまったのか? ここが非常に重要です。 多くの治療は、「飛び出した椎間板」に注目しま
スマホ・パソコンによる目の疲れ…その不調、“神経の働き”が関係しているかもしれません
平成15年に厚生労働省が行った「技術革新と労働に関する実態調査」では、 パソコン作業を行う人の91.6%が、目の疲れや痛みを感じていると報告されています。 さらに現代では、スマートフォンやタブレットの普及により、 仕事以外の時間でも画面を見続ける生活が当たり前になりました。 ・長時間のスマホ・パソコン作業・猫背や前傾姿勢・慢性的な首や肩の緊張 これらが積み重なることで、単なる「目の疲れ」だけではなく、 ✔ 目の奥の重だるさ✔ かすみ目✔ ピントが合いづらい✔ 頭痛✔ 首こり・肩こり✔ 集中力の低下 などにつながっているケースも少なくありません。 人は“視覚”から多くの情報を受け取っています 人間は五感のうち、およそ80%の情報を「視覚」から得ているといわれています。 つまり、目の不調は単に「見えづらい」という問題だけでなく、 ・仕事の効率・集中力・疲労感・姿勢・自律神経のバランス など、全身の状態にも大きく関係してくるのです。 しかし現代人の多くは、目を休める時間が極端に少なくなっています。 目は休まず働き続け、さらにその状態を支える首や背骨にも
朝だけ腰が痛いのはなぜ?起きた瞬間の腰痛とカイロプラクティックの関係
「朝起きると腰が痛い」 「動き始めると楽になるのに、翌朝になるとまた痛い」 そんな経験はありませんか? 実はこの症状、多くの方が 「年齢のせいかな」 「寝方が悪いのかな」 「マットレスを変えれば良くなるかも」 と考えています。 もちろん寝具や姿勢も関係します。 しかし実際の臨床では、 寝具を変えても、ストレッチをしても、湿布を貼っても、 朝だけの腰痛が何ヶ月も続いている方が少なくありません。 ではなぜなのでしょうか? 実はそこには、 睡眠中の身体の変化 が深く関係しています。 なぜ朝だけ腰が痛くなるのでしょうか? 私たちの背骨の間には、 「椎間板」 と呼ばれるクッションがあります。 椎間板は日中、 歩く立つ座る といった動作によって少しずつ圧縮されています。 そして夜になると、 スポンジが水を吸うように 再び水分を取り込みながら回復していきます。 実は人間の身長は、 朝の方が夜より少し高い と言われています。 それほど椎間板は睡眠中に膨らんでいるのです。 問題は「膨らむこと」ではありません ここで大切なのは、 椎間板が膨らむこと自体は異常ではない
足の重だるさ・むくみが繰り返すのはなぜ?
ふくらはぎだけでなく「神経と身体の動き」に目を向けてみませんか 朝は余裕をもって履けた靴が、夕方になるときつく感じる。 仕事を終える頃には、ふくらはぎがパンパンに張り、足を持ち上げるのも面倒に感じる。 横になっても足の重だるさが気になり、なかなか落ち着かない。 このような足のむくみや重だるさに悩みながらも、 「一日中立っていたから仕方がない」 「運動不足なのかもしれない」 「昔からむくみやすい体質だから」 と、そのまま我慢している方は少なくありません。 着圧ソックスを履いたり、ふくらはぎを揉んだりすると一時的に楽になるものの、 次の日の夕方にはまた同じ状態に戻ってしまう。 すると、だんだん「何をしても変わらない」と感じるようになります。 しかし、足のむくみは、単にふくらはぎが硬くなっているだけで起きているとは限りません。 足の筋肉がどのように使われているのか。 足首や股関節は十分に動いているのか。 そして、それらの動きをコントロールする神経が正しく働ける状態にあるのか。 今回の健康通信では、足の重だるさやむくみについて、 血液循環、筋肉、関節、神


「風邪をひきやすい体質」で終わらせていませんか?
何度も体調を崩す人に知ってほしい、自律神経と免疫から考える身体の話 「また風邪?」 家族や職場の人から、そんなふうに言われたことはありませんか? 周りの人は元気なのに、なぜか自分だけ喉が痛くなる。 やっと治ったと思ったら、少し忙しくなっただけでまた体調を崩す。 疲れるとすぐ風邪をひく。 季節の変わり目になると決まって調子が悪くなる。 そして、それを何年も繰り返しているうちに、 「私は昔から風邪をひきやすい体質だから仕方がない」 と思うようになってしまう。 でも、ここで一つ疑問があります。 本当に「体質」という一言で終わらせていいのでしょうか? 「体質」という言葉は、とても便利です。 しかし、 「体質だから仕方がない」と決めた瞬間、 なぜ自分の身体がそうなっているのかを考えなくなってしまうことがあります。 もちろん、この記事で、 「カイロプラクティックを受ければ風邪をひかなくなる」 「アジャストメントをすれば免疫力が上がる」 という話をするつもりはありません。 風邪は主にウイルスによって起こる上気道感染症であり、 感染そのものについて考えることは当
「症状がないから大丈夫?」女性の体を“今”から見つめるカイロプラクティックの視点
「今は特に痛いところもないし、私は大丈夫」 そう思っていても、生理前になるとイライラしやすかったり、 以前より疲れが抜けにくくなっていたり、夜中に目が覚めることが増えていたりしませんか? 女性の体は、月経周期、妊娠・出産、更年期など、ライフステージによって大きく変化します。 そのため、生理痛やPMS、更年期の不調を感じていても、 「女性ならこれくらい普通」「昔からだから体質だと思う」「仕事や家事はできているから問題ない」 と、いつの間にか不調を自分の“普通”にしてしまうことがあります。 今回のコラムでは、湘南ペンギン整骨院が大切にしている、 症状だけで健康を判断しないという考え方についてお伝えします。 ■ 症状がないことは良いこと。 でも、それだけで健康のすべては分かりません まず、誤解していただきたくないことがあります。 症状がないからといって、必ず体に問題が隠れているわけではありません。 不安になって、無理に問題を探す必要もありません。 一方で、「痛くない」「動ける」ということだけで、体の状態をすべて判断することもできません。...
足がつると腰もつらいのはなぜ?
水分不足だけでは説明できない「神経と動き」の関係 夜中、突然ふくらはぎが硬く縮まり、強い痛みで目が覚める。 慌てて足を伸ばしても、なかなか力が抜けない。 いわゆる「こむら返り」は、多くの方が一度は経験したことのある症状です。 湘南ペンギン整骨院でも、 「水分は意識して飲んでいるのに、夜中に何度も足がつる」 「腰がつらくなってから、ふくらはぎまで張るようになった」 「マッサージをすると楽になるけれど、また数日後には繰り返す」 といったご相談をいただくことがあります。 足がつると、「水分不足」「マグネシウム不足」と考える方が多いかもしれません。 もちろん、水分や電解質の状態が関係する場合はあります。 しかし、夜間のこむら返りについては、すべてが脱水やミネラル不足だけで説明できるわけではありません。 筋肉の疲労や、筋肉を動かしている神経の働きが関係している可能性も指摘されています。 では、なぜ腰のつらさと足のつりが同時に起こるのでしょうか。 ポイントは、足だけを見るのではなく、腰から足までを一つのつながりとして考えることにあります。 足がつるのは、筋肉





















