肘のケア
- 整骨院 湘南ペンギン
- 2024年2月27日
- 読了時間: 4分
ほとんどの肘の問題は肘関節だけに問題があるわけではない!

人間は1日におよそ10万回も関節を動かすため、関節はかなりの耐久力が必要になります。
なかでも肘関節は、肩から腕の間に位置しているとても重要な関節となります。
肘関節は日常生活においても重要な役割があり、あらゆる動作で必要とされる関節となります。
例えば朝起き上がる時、顔や歯を洗う時、着替える時、食事する時、靴を履くとき、歩いている時、
スマートフォンを操作している時、仕事でパソコン作業をしている時、家事をしている時、
お風呂で髪を洗う時と、朝から休むことなく動作し続けている関節となります。
そのため肘関節にはさまざまな筋肉や腱や靭帯が付いており補強がされています。
肘関節は蝶番(ちょうつがい)関節と呼ばれ、
その名の通りドアの蝶番(ちょうつがい)のように一方向にしか動かせないのが特徴となりますが、
その分大きな可動域を与えてくれます。
肘の曲がる角度は最大で約140度になります。
また手のひらを下に向けたり上に向けたりする回旋運動では約180度回すことができます。
足を比べると遥かに細かい動作が可能となる関節となります。
そんな肘関節に問題があるという事は、日常生活の様々な場面に支障をきたしてきます。
肘の問題で『テニス肘』や『ゴルフ肘』という診断をよく聞きます。
ですがテニスやゴルフをしていない方にも肘に問題を抱えている人は少なくありません。
最近では日常生活で加わる肘への負荷にプラスして、
長時間のスマートフォンやパソコン操作で細かい指先の動きをすることが増えてきました。
スポーツによる大きな負荷でもスマートフォンのような長時間の小さな負荷が肘に大きな影響を与えています。
今回のコラムでは、正しい肘についての理解とカイロプラクティックでの対策法をお伝えしていきます。
こんな経験したことありませんか?
安静にしているのに一向に改善しない
痛み止めを飲み続けたくない
着替えるだけでも肘が痛む
徐々に肘を伸ばすことが困難になってきている
スマホを支えるだけでも肘が痛む
一般的な肘の痛みに対しての治療法common medical care

肘に痛みが生じるメカニズムは「腱しょう炎」という
骨と筋肉を繋げている部分の使い過ぎにより炎症し痛みが出ています。
一般的にはアイシングや冷シップで炎症を取ることからはじめます。
その後、損傷してしまった腱や靭帯の補強のためにテーピングやサポーターで固定を行います。
こうした対処は一時的に効果が見られますが、問題の根本原因とは言えずに対処療法にしかなりません。
ここで重要なことは、肘の痛みなどの予防対策として外的要因だけに意識を向けるのではなく、
体の内に意識を向けることです。
そもそも肘の痛みなどの問題は、私たちの体が危険な状態にあることを知らせてくれる大事なシグナルになります。
過剰な運動や、間違ったフォームで練習、
過剰なスマートフォンやパソコンの使用などで肘を酷使し続けていれば、必ず体は悲鳴を上げます。
カイロプラクティックでのアプローチchiropractic approach

カイロプラクティックでは体の内に問題の根本原因が存在していると考え、肘に対してアプローチしています。
肘の問題のほとんどのケースは肘に問題があるのではありません。
そもそもなぜ痛めてしまった部分を冷やし、筋肉を揉んでも全然よくならないのでしょうか。
実は痛みに現れる部分は神経が関係しています。
手や肘は神経を通して脳へつながっています。
脳は体の活動をコントロールしていて状態も把握しています。
負担を掛けている部分に対して痛みというシグナルを出していて、使用を控えるように促しています。
ここで重要なのは問題となっている根本的な原因に着目することになります。
カイロプラクティックでは首や背骨から出る神経に着目しています。
なぜならその神経が手や手首に関与しているからです。
脳と体のサイクルが正常であれば、仮に肘を痛めても安静にしていれば
自然に治癒することができるように体はプログラムされています。
それが出来なくなっているということは脳から体につながる神経が阻害されている状態であり、
脳が自分の体を認識できていない状態になります。
本来、人間の体には偉大な力が備わっていて、生まれた時から健康になるすべを知っているのです。
問題が一向に改善しない理由は神経に異常があり、
損傷部分の修復が行われていない状態になっているだけなのです。
カイロプラクティック・ケアにより肘の問題の根本原因を取り除き、快適な日常を手に入れましょう!
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