当院でのトータルケア
カイロプラクティックはどんなことをするの?
カイロプラクティックは身体の構造(特に脊椎)と機能に注目した専門医療です。
カイロプラクティックの施術法は、施術者によって様々ですが、
主に脊椎やその他の身体部位を手技によって調整(矯正)することにより、
身体機能が改善され、自己治癒力を高めることを目的としています。
また、誤解されやすいですが背骨や骨盤が曲がっていたり歪んでしまっているのが悪いわけではありません。
神経を圧迫してしまっている背骨や骨盤に問題があるのです。
仮に側弯症や骨盤がすごい曲がっていたとしても、神経の圧迫がなければ歪みや曲がりを治す必要はありません。
神経の圧迫がどこで起きているか様々な検査で導き出しそこの箇所をアジャストメントしていき、神経の回路を正常に戻していきます。その結果様々な不調が改善していきます。
カイロプラクティックの施術手順
カイロプラクティックでは、まず病歴を取り、姿勢分析など各種検査を行います。
身体の歪みを総合的に判断し、神経の圧迫箇所を見つけ施術の順序を組み立て、
病状や個人差に応じた手技のテクニックを用います。
カイロプラクティックは薬物を使用しないため、身体への負担が少なく健康的に施術に取り組めます。
ケア後の過ごし方について
①神経への刺激を控える
カイロプラクティックでのケアによって、間接的に神経の刺激を行いますので、
当日は激しい運動・飲酒・力フェイン(コーヒー)の摂取はお控えください。
これらは自律神経系の交感神経に過刺激を与えて、ケアによる効果が得にくくなります。
②眠っていた神経が目覚める
カイロプラクティック・ケアを受けた当日・翌日に「だるさ」、「眠気」、「痛み」等の反応が
一時的に強くなる場合や、痛みの場所が変わる事があります。
今まで眠っていた神経が過敏となった反応で起こるものです。
その時は神経を安静にさせるためにも、無理をせずリラックスして休んでください。
③急性の場合は冷やす、慢性の場合は温める
ぎっくり腰などの急性の場合は、患部で炎症(血流がよく熱を持っている状態)が起きているので、
アイスバッドなとで冷やし、運動はお控え下さい。
慢性の場合は、血管が収縮し血流が悪くなっていますので、なるべく血流をよくするためにも温めてください。
急性時の温泉は逆効果であり、慢性時に 温泉はより効果的です。
④治癒過程でまた痛みが出ることがある
症状は、「正常→痛み→しびれ→麻癖」の順で悪化していきますので、
回復過程は「麻痩→しびれ→痛 み→正常」 となります。
例えば「しびれ」が無くなる過程で「痛み」が再発する事があります。
それは個人差がありますが、治癒過程で通る道となります。
⑤同じ姿勢を続ける事はやめましょう
体を動かす事で神経を通じて脳を刺激し、本来持っている自然治癒力を最大限に発揮できる環境が
体内で作られています。普段、座った姿勢が多い方は、なるべく30~45分おきに歩いたり、
難しくなければその場で足踏みをするなど、少し身体を動かす時間を作って下さい。
⑥免疫力が高まる
風邪などの症状をお持ちの方は、ケア後に体温が急激に上がったり、鼻水がたくさん出たり、
症状が激しくなることがあります。
これは神経の流れがスムーズになる事によって、身体の免疫システムが正常に働きます。
そのために治癒過程で、菌を熱で殺そうとしたり、菌を外に排出しようとして起こります。
整体とカイロプラクティックの違いは?
カイロプラクティック | 整体 | 接骨院 | |
何をするの? | サブラクセーションの矯正 (背骨や骨盤、その他すべての関節が対象) | 全身の筋肉のほぐし 靭帯・関節の可動域調整 | 物理療法(牽引・低周波・テーピングなど) 運動療法・後療法(手技療法) |
適応症状 | 腰痛・坐骨神経痛・頭痛などの外科的疾患 アトピー・不妊症・便秘などの内科的疾患 | 腰痛・肩こり・全身疲労 | 骨折・捻挫・脱臼・打撲などの外傷 |
検査 | レントゲン検査・体表温度の検査・静的触診・動的触診・視診・整形学的検査 | 触診 | 触診・整形学的検査 |
保険適用 | × | × | △骨折・捻挫・脱臼・打撲などの外傷のみ保険適用 |
根本的施術 | ○ | × | × |
資格 | 多くの先進国では国家資格(米国ではドクター) 日本では法制化(国家資格)に向けて活動中 | 民間資格 | 国家資格(柔道整復師) |
施術時間 | 当院では約20分 | 時間制(約60分) | 30分前後 |
当院では根本的施術に趣を置いていますのでカイロプラクティックを中心に
必要に応じて整体や整骨の施術を合わせておこないます。
施術計画について
三段階に分かれた施術計画で根本から改善
《第1クール初期集中施術》
この段階のケアでは、慢性、急性サブラクセーションが原因で
神経の状態が最も乱れている状態になっています。
そのため患者様は何らかの症状や痛みを感じている方がほとんどです。
症状の慢性度合やご年齢、生活習慣などにより個人差がありますが、
1週間に1回程度のアジャストメント(矯正)で改善する傾向があります。
しかし、症状がきつく生活に支障があるような状態の場合は、
1週間に2回以上のアジャストメント(矯正)が必要な場合もありますし
期間も2ヶ月~3ヶ月掛かる場合もあります。
《第2クール予防・メンテナンスケア》
脊椎の機能と構造を修復するためのステップです。
神経組織が回復し神経伝達も正常化される期間となります。
この段階になると、症状や痛みは緩和されてきますが、
ケアをやめるとサブラクセーションがぶり返す恐れがあります。
この期間のカイロプラクティックケアをしっかり行うことで、
つらい症状の再発防止と、サブラクセーションの退化を食い止めます。
《第3クール健康維持・向上ケア》
症状を再発させないためのステップです。
この段階になりますと、症状もなく健康状態も高い状態になっているはずです。
カイロプラクティックにおいて最も重要な期間になります。当院では患者さんの椎間板の段階の状態によって誤差はありますが、初診から6ヶ月を卒業としています。理由は、サブラクセーションが取り除かれ、新たな神経ネットワークが作られるからです。日常生活で、私たちの体は同じ姿勢や、活動、癖を繰り返しています。そのような同じ動作の癖を改善するためには自分の体を自分でケアする知識が必要になります。そのためにも6ヶ月という期間が必要になります。結果、病気や怪我から自分で身を守ることができる状態になり、常に体を健康な状態に維持することができるようになります。
今までの施術で築いてきたこの健康状態を、定期的なカイロプラクティックケアで維持していきましょう。
周期は1ヶ月に1回ずつのアジャストメント(矯正)で期間は一生涯です。
分かりやすいたとえで言うと、歯医者さんでのクリーニングや定期健診と同じです。
どんなに気を付けて丁寧に歯磨きをおこなっていても歯の汚れや歯石はついてしまいます。
このように自分でおこなえる予防と専門家の助けが必要なケアや予防があります。
カイロプラクティックケアでは神経の圧迫箇所をアジャストメントします。
その結果、人間本来の健康を維持することが出来る力。人間本来の力を最大限に発揮させる事が出来ます。
自分の体と向き合い背骨と神経の流れを調整し何歳になっても充実した日々を過ごせるようにしましょう。
初期集中施術 | 予防・メンテナンスケア | 健康維持・向上ケア | |
目的 | 症状を取り除く | 脊髄の機能と構造を修復する | 再発 |
周期 | 1週間に1~2回 | 2週間に1回 | 1から3カ月に1回 |
期間 | 1週間~4週間 | 数ヶ月 | 一生涯 |
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